クラウドストライク2026年版グローバル脅威レポートエグゼクティブサマリー:AI時代に必読の脅威インテリジェンスレポート
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クラウドに移行するサービスやアプリケーションが増加する中、企業は最新のエンタープライズ環境全体を守る、効果的なクラウドセキュリティを切実に求めています。強固なクラウドセキュリティポスチャを維持するためには、CIEM(クラウドインフラストラクチャエンタイトルメント管理)やCSPM(クラウドセキュリティポスチャ管理)などのツールがますます必要とされています。しかし、DevOpsチームやセキュリティチームの中には、これら2つのツールの違いや、それぞれが企業のサイバーセキュリティに与える影響について十分に理解していない場合もあります。

この記事では、それぞれのツールの概要と主な違いについて説明します。クラウドセキュリティにおける各ツールの特徴、性能、機能について説明した後、CrowdStrike Falcon® Cloud Securityがどのように両方のツールを単一のプラットフォームに統合し、現代の企業がクラウドを効果的に保護できるよう支援するかについて見ていきます。

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Porter Airlines

このユーザー事例をお読みになり、Porter Airlinesがクラウド、アイデンティティ、エンドポイントのセキュリティをクラウドストライクでどのように統合したかご覧ください。

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CIEMとは

CIEMとは、「セキュリティチームがクラウド環境内でアイデンティティ、アクセス権、特権、権限を分析して管理するためのセキュリティプロセス」を指します。これらのエンタイトルメントは、クラウドプラットフォームのWebコンソールやデータベースへのアクセスから、クラウドプラットフォーム上に展開されているアプリケーションへのAPIアクセスに至るまで、多岐にわたります。CIEMツールを使用することで、セキュリティチームはクラウド上のロールやプロビジョニングされたリソースへのアクセス権を確認でき、エンタイトルメントの管理をより効果的に行えるようになります。CIEMの主な機能は次のとおりです。

  • 詳細なアクセス制御:CIEMツールでは、組織内で使用されているロールが最小特権の原則 (POLP) に適合しているかどうかを評価します。POLPの基本的な概念は、ユーザーが自分のタスクに必要な情報だけにアクセスできるようにし、過剰なアクセス権が付与されないようにすることです。
  • ロールの最適化:CIEMツールは、チームがセキュリティ、効率、開発のしやすさのバランスを取るために、ロールと権限を最適化するのにも役立ちます。この最適化により、侵害される可能性のあるロールを減らすことができ、セキュリティ問題が見逃されるリスクが低くなります。
  • エフェメラルリソースの管理:クラウドのリソースはアプリケーションの需要に応じてプロビジョニングおよびプロビジョニング解除されるという一時的な性質を持つため、アプリケーションが他のリソースにアクセスする権限を監査し、確認することを難しくします。CIEMツールを使用することで、こうしたエフェメラルリソースを常に確認し、アプリケーションが各自に許可されたリソースにのみアクセスしていることを保証できます。

CIEMの利点

CIEMツールは、クラウドプラットフォーム上でロールが偶発的または悪意を持って使用されることによって生じる特権の悪用を防ぎます。CIEMツールによるアクティブな自動モニタリングによって、クラウドリソースへのアクセスに対する高度なオブザーバビリティが実現され、これに基づいてチームは迅速にアクションを取るか、または自動化されたアクションでクラウドリソースをロックダウンできます。

CIEMツールは、エンタープライズ環境におけるアクセス制御の中核として機能し、組織がコンプライアンス要件を満たすためにも役立ちます。DevOpsチームとセキュリティチームは、CIEMツールを使用して、クラウドアクセス制御の現状に関する監査情報を一元化することができます。

CSPMとは?

CSPMは、「クラウドインフラ全体におけるリスクの特定と修復を自動化することにより、クラウドセキュリティの可視性を向上させ、コンプライアンスの態勢を強化する」ツールです。継続的モニタリングを通じて、クラウド内でプロビジョニングされたリソースを追跡し、クラウドセキュリティリスクに対する組織の基準を満たしていることを確認できます。

クラウドセキュリティポスチャの継続的モニタリングを提供するCSPMツールには、以下の重要な機能が備わっています。

  • 検出と可視性:組織のクラウドリソース全体を把握し、可視化を維持することは容易ではありません。何が展開され、何が使用されているのかを手動で監査することは、もはや不可能であり、合理的でもありません。CSPMツールは、組織のリソースを継続的にインベントリ化する際に、マルチクラウド環境全体における信頼できる唯一の情報源となります。さらに、手動での入力は最小限に抑えられます。これにより、規制対象の業界でコンプライアンスを維持するために必要なクラウドセキュリティポスチャのレビューおよびレポート作成が、組織にとって容易になります。CSPMは、アナリストや開発者が情報の収集や確認にかける時間を大幅に削減できる可能性があります。
  • 設定ミスの管理:CSPMツールはクラウドリソースを監視し、設定ミスや潜在的なセキュリティ脆弱性を検出します。クラウドコンポーネントの一部に単純で小さな設定ミスが存在するだけでも、セキュリティやリスクに大きな影響を与える可能性があります。そのため、設定ミスをリアルタイムで継続的に監視し、適切にアラートを発することが非常に重要です。
  • 継続的な脅威の検知:CSPMツールは、クラウドプラットフォーム上でリソースに対する脅威をプロアクティブに特定して軽減し、組織のクラウドセキュリティステータスをモニタリングする際の中心的な役割を担います。CSPMツールで対処できる脅威には、オープンポートに加え、非推奨のパッケージやランタイム、セキュリティグループが含まれます。リアルタイムモニタリングにより、組織は手動での監査から解放され、セキュリティ問題の複雑な分析や修復に時間を充てることができるようになります。
  • DevOpsの統合:CSPMツールは、DevOpsツールとの統合を通じて、開発者やセキュリティエンジニアに、組織のDevOps標準に沿ったクラウドリソースの可視化と自動制御のための中央プラットフォームを提供します。

CSPMの利点

CSPMツールを導入することで、組織はクラウドリソースの可視性を向上させ、その設定に対する制御を強化し、より堅牢なセキュリティを実現できます。CSPMは、DevOpsチームとセキュリティチームがクラウド環境でのコンプライアンス維持と脅威の緩和を継続的に行うことを支援し、プロアクティブなリスク管理ポスチャを確立します。

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Falcon Cloud Security CSPM

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CIEMとCSPMの主な違い

CIEMツールとCSPMツールはどちらもクラウドセキュリティに役立つ豊富な機能を備えたツールですが、用途が異なる別々のツールです。それぞれ、活用できるユースケースが異なります。

CIEMは、詳細なアクセス制御の監査が求められる複雑なマルチクラウド環境に最適なツールです。複数のクラウドプラットフォームを使用する組織では、CIEMツールによって、それぞれのプラットフォームに一貫したクラウドアクセスポリシーを適用することができます。

マルチクラウド環境でも、CSPMツールはアクティブなモニタリングを通じてリソースの設定ミスを検出し、コンプライアンスの維持をサポートします。CSPMツールを利用することで、展開されているリソースが組織のセキュリティに関するベストプラクティスとポリシーに確実に適合することが可能です。

CIEMとCSPMには違いがありますが、両方のツールを導入することで、組織のクラウドセキュリティポスチャを強化し、アプリケーションのクラウドリソースのセキュリティを確保するとともに、攻撃対象領域を縮小できます。これらのツールを導入し、リアルタイムモニタリングなどの機能を統合することで、開発者は手間のかかる定期的なレポート作成の代わりに、より重要で深い分析や、組織のクラウドセキュリティに関する開発タスクに集中できるようになります。

クラウドストライクはSIEMとCSPMでお客様のクラウドを保護します

CIEMツールとCSPMツールを活用することで、チームや組織はクラウド環境をより効果的に管理し、セキュリティやコンプライアンスに関する問題の可視性を向上させることができます。CrowdStrike Falcon Cloud Securityは、CIEMやCSPMをはじめとした包括的なクラウドセキュリティ機能を、既存のワークフローや自動化にスムーズに統合できる単一のダイナミックなプラットフォームとして提供します。

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カリシュマ・アスタナ(Karishma Asthana)はニューヨークを拠点とする、クラウドストライクのクラウドセキュリティ担当シニアプロダクトマーケティングマネージャーです。トリニティ・カレッジでコンピュータサイエンスの学士号を取得。ソフトウェアエンジニアリングとペネトレーションテストのバックグラウンドを持ち、その技術的背景を活かして技術の進歩と顧客価値を結びつけています。クラウドとエンドポイントセキュリティの両分野で5年以上の製品マーケティング経験を有しています。