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今日、クラウドを運用する企業は、機密データを保護し、ビジネスの継続性を確保する必要があります。そのためにも、自社のクラウド環境を守る必要があるのです。しかし、クラウドセキュリティは静的な一度きりの作業ではありません。コンプライアンス規制の進化、新たな脅威の出現、サイバー犯罪者の適応などにより、今日安全だと感じていても、明日も安全であるとは限りません。

クラウド環境の現在のセキュリティ状況は非常に重要であり、クラウドセキュリティ監査を実施することで、包括的な評価を得ることができます。

クラウドセキュリティ監査は、潜在的な脅威やコンプライアンス違反を早期に特定し、組織のセキュリティポスチャを強化するのに役立ちます。クラウドインフラストラクチャ、ポリシー、管理策を包括的に評価し、確立されたセキュリティ基準や規制要件への適合状況を確認します。これにより、主要なステークホルダー、顧客、そして規制当局に対して信頼性を実証することができます。

この記事では、クラウドセキュリティ監査とコンプライアンス要件について取り上げ、それらが顧客データの保護に果たす役割や、主要な法律、規制、フレームワーク、標準へのコンプライアンスを評価および維持するうえでの重要性を考察します。

クラウドセキュリティ監査とは?

クラウドセキュリティ監査では、組織のインフラストラクチャ、ポリシー、および管理策をレビューして、規制要件へのコンプライアンスを確認します。「クラウドセキュリティ監査」という用語は、「クラウドセキュリティ評価」と混同されることがありますが、それぞれ目的が異なります。クラウドセキュリティ監査の目的は、法律、規制、フレームワーク、標準に基づいてマッピングされたコンプライアンスやセキュリティ管理策を評価することです。一方、クラウドセキュリティ評価の目的は、組織のクラウドインフラを評価し、セキュリティリスクを特定して対処することにあります。

クラウドセキュリティ監査のメリット

クラウドセキュリティ監査には、組織に対する3つの主なメリットがあります。

  • リスクの軽減:クラウドセキュリティ監査は、GDPRHIPAAPCI DSSなどの法規制、フレームワーク、標準に対する組織のコンプライアンスを検証し、潜在的なデータ侵害やそれに伴う経済的損失、評判の低下を防ぐのに役立ちます。コンプライアンス違反を早期に発見することで、修復が迅速に行われ、その結果リスクを軽減することができます。さらに、バックアップの監査はインシデント発生時にデータが適切に保護され、回復可能であることを確認するため、リスクの大幅な軽減にも貢献します。
  • セキュリティポスチャの強化:クラウドセキュリティ監査では、サードパーティベンダーとの統合を確認し、アクセス制御を見直し、クラウドインフラストラクチャの弱点を特定して、組織のセキュリティポスチャにおけるギャップを明らかにします。
  • 確認済みの保証:監査は、規制当局、政府機関、お客様、ステークホルダーに対して、組織がコンプライアンスに準拠した安全なクラウド環境を維持していることを示すのに役立ちます。また、クラウドセキュリティ監査は、組織がデータの機密性、整合性、可用性を強化し、データ損失を防止して信頼を築くサポートとなります。

監査の主要なコンポーネント

クラウドセキュリティ監査では、いくつかの主要な要素に焦点を当て、組織のクラウドインフラストラクチャが潜在的な脅威に対して適切に強化されていることを確認します。

  • ドキュメントとポリシーのレビュー

    監査では、組織の既存のセキュリティポリシーと手順を評価して、これらが法規制へのコンプライアンスの要件を満たし、業界のフレームワークと標準に準拠していることを確認する必要があります。ドキュメントとポリシーのレビューは、コンプライアンス管理策が満たされているか、またはそれを上回っているかを判断するのに役立つだけでなく、全体的なセキュリティガバナンスを強化するためにギャップや改善領域を特定するのに役立ちます。

  • アクセス制御と管理

    最小特権の原則は、ユーザーのアクセスを、タスクの実行に必要な最小限の権限セットに制限するセキュリティのベストプラクティスです。クラウドセキュリティ監査では、IAM(アイデンティティおよびアクセス管理)の権限とその他のアクセス制御ポリシーをレビューして、最小特権の原則が実施されていることを確認します。

  • データの保護と暗号化

    データ保護および暗号化の監査では、転送中および保存中のデータが、不正アクセスから守るために強力な暗号化方法を使用して暗号化されていることを確認します。この対策により、機密情報の不正な漏洩を防ぐことができます。クラウドセキュリティ監査の結果、組織は、クラウドデータストレージの保持および暗号化ポリシーを見直して更新し、データ保護および暗号化の管理策を義務付けるGDPRやその他の関連規制へのコンプライアンスを確保する必要があります。

  • ネットワークセキュリティ

    クラウドセキュリティ監査では、不正アクセスを防止するため、ファイアウォールの設定やネットワークセグメンテーションルールなどのネットワークセキュリティ対策を評価します。これにより、機密性の高い顧客データを保護し、セキュリティ侵害による影響範囲を制限できます。

  • インシデント管理

    クラウドセキュリティ監査では、組織のインシデント対応計画とその運用をレビューし、計画が潜在的なセキュリティインシデントの処理において包括的かつ効果的であることを確認します。効果的なインシデント対応計画は、組織がセキュリティ侵害に迅速かつ効率的に対応できるようサポートします。

  • トレーニングと意識啓発

    従業員向けのトレーニングプログラムとセキュリティ意識向上のための取り組みは、スタッフが潜在的な脅威を認識し対応できるようにし、またセキュリティ侵害を引き起こす可能性のある人為的ミスを減らすために極めて重要です。

  • サードパーティリスクの管理

    多くの企業は、Salesforce、Slack、Microsoft 365などのSaaS (サービスとしてのソフトウェア) アプリケーションのために、クラウドインフラストラクチャをサードパーティベンダーと統合しています。クラウドセキュリティ監査には、これらのサードパーティ統合のセキュリティ状況を確認し、それらが組織のセキュリティおよびコンプライアンスの弱点にならないようにすることが含まれます。

  • 継続的モニタリング

    クラウドセキュリティ監査は、組織の継続的モニタリングの実施状況を評価し、脆弱性を早期に検知して迅速に対応し、潜在的な侵害を防ぐことを可能にします。

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Schunk Group

このユーザー事例を読んで、国際的なハイテク企業であるSchunk Groupがクラウドネイティブなクラウドストライクセキュリティを使用して、そのITインフラストラクチャをどのように保護しているかをご覧ください。

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コンプライアンスレポート

クラウドセキュリティ監査では、コンプライアンス検証のための証拠として使用できる包括的なレポートが作成されているかどうかも確認します。効果的なコンプライアンスレポートは、継続的な規制遵守を支援し、組織内の透明性と説明責任を強化します。クラウドセキュリティ監査で評価される主なコンプライアンスレポートの種類は以下の通りです。

  • 監査証跡

    詳細な監査証跡を維持するには、クラウド環境内で行われたすべてのアクセスや変更を記録する必要があります。これらのログは、インシデントの調査に不可欠なユーザーアクティビティ、システム変更、データアクセスイベントの包括的な履歴を提供します。また、説明責任を確保し、規制要件に対応するためにも役立ちます。

    たとえば、金融機関では、すべての取引や管理変更に関する詳細なログによって、不正アクセスや異常を迅速に特定し調査することができ、これにより信頼と企業コンプライアンスが維持されます。

  • 定期的な監査

    セキュリティ基準や規制要件へのコンプライアンスを確認するためには、定期的な内部監査と外部監査が不可欠です。これらの監査は、クラウドインフラストラクチャとセキュリティ実務を体系的に評価し、脆弱性を特定して対処するのに役立ち、組織が長期的にコンプライアンスを維持できるようにします。

    たとえば、医療事業者は、患者データが法律で求められている通りに保護されていることを確認するために、毎年HIPAA監査を受けることがあります。これにより、コンプライアンスのギャップを特定し、修正することができます。

  • ステークホルダーへの報告

    コンプライアンスレポートをステークホルダー、お客様、規制当局に提供することで、透明性を確保し、信頼を築くことができます。これらのレポートは、セキュリティポリシーと規制のフレームワークに対する組織の準拠状況を詳述しており、安全でコンプライアンスに準拠したクラウド環境の維持に対する取り組みを示すとともに、セキュリティ対策についてすべての関係者に安心感を与えます。

クラウドセキュリティサービスのためのCrowdStrike Professional Services

クラウドセキュリティは企業にとって非常に重要であり、定期的なクラウドセキュリティ監査によって、組織が企業コンプライアンス要件を満たし、セキュリティインシデントに効果的に対応できる準備が整っていることを確認できます。CrowdStrike Professional Servicesは、脅威インテリジェンス、インシデント対応、そしてプロアクティブセキュリティに関する専門知識を活用して、クラウドセキュリティ監査を支援します。CrowdStrike Professional Servicesのサポートには、脆弱性の特定、業界標準に対するコンプライアンス評価、そしてクラウド環境を守るためのベストプラクティスの実装が含まれています。クラウドストライクの包括的なアプローチには、詳細な評価、カスタマイズされた提案、継続的モニタリングが含まれ、進化するサイバー脅威に対して強固な保護を提供します。最終的には、組織がクラウド環境で強力なセキュリティ体制と企業コンプライアンスを維持できるよう支援します。

CrowdStrike Professional Servicesで詳細をご確認いただき、情報をご依頼いただくことで、開始することができます。

バヴナ・B・セガール(Bhavna B. Sehgal)は、クラウドストライクのクラウドセキュリティにおける製品マーケティング担当シニアマネージャーです。製品マーケティング、製品管理、コンサルティングの分野で14年の経験を持ち、セキュリティ、データプライバシー、コンプライアンスに関する深い専門知識を有しています。クラウドストライク入社以前は、Coinbase、Meta、Google Cloud、Verizon、Booz Allenで職務を歴任。コロンビア大学で戦略的コミュニケーションの修士号を取得しています。