クラウドストライク2026年版グローバル脅威レポートエグゼクティブサマリー:AI時代に必読の脅威インテリジェンスレポート
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リモート監視・管理 (RMM) の定義

リモート監視・管理 (RMM) は、遠隔地からITシステムの監視と管理を行うために、多くの組織のIT部門で使用されています。RMMは複数の拠点がある組織で使用されることが多く、中央のチームはRMMを使用して世界中のITの問題に対処できます。RMMは多くの場合、マネージドサービスプロバイダーによって使用されます。

サイバーセキュリティの点から見て、RMMにはメリットとデメリットがあります。ITチームのセキュリティ専門家は、RMMを使用してシステムの脆弱性を監視したり、セキュリティアップデートをプッシュしたりできますが、適切に保護されていないRMMをデバイスにインストールすると、攻撃者が悪用可能なエントリーポイントになってしまう可能性があります。

この投稿では、RMMのテクノロジーと機能について詳しく説明します。次に、RMMを使用するメリットとセキュリティに関する重要な考慮事項を検討します。まずは基礎から見ていきましょう。

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RMMの仕組み:主なテクノロジーと機能

RMMのテクノロジーと機能を理解することは、セキュリティ専門家がRMMを効果的に活用し、その使用に際しての安全性を保護するために不可欠です。

テクノロジー

一般的なRMMソリューションは、以下のコンポーネントで構成されています。

  • 中央サーバーは、RMMシステムのコマンドセンターであり、エージェントと通信してデータを収集し、タスクを実行します。また、データ分析と、事前に定義した条件が満たされたときにアラートを生成する役割も担います。
  • リモートエージェントは、各エンドポイントにインストールされる負荷の低いソフトウェアです。これらのエージェントは、エンドポイントシステムのデータを収集して中央サーバーに送り返します。また、スキャンの開始やセキュリティパッチのインストールなど、中央サーバーによって発行されたコマンドも実行できます。
  • 管理者は、管理ダッシュボードでリモートシステムを管理およびモニタリングします。このダッシュボードは、すべての管理対象エンドポイントの統合ビューを提供してリアルタイムデータを表示し、リモートタスクの実行を可能にします。

中央のサーバーとリモートエージェントとの間の通信では、通常、安全なプロトコル(HTTPSやTLSなど)を使用して、サーバー間で送信されるデータの真正性とプライバシーを確保します。

主な機能

RMMツールは、組織のさまざまな目的に貢献します。

  • RMMツールは、エンドポイントモニタリングを可能にするほか、システムパフォーマンス、ハードウェアステータス、セキュリティポスチャに関連するデータの継続的な収集と送信を可能にします。このデータはアラートをトリガーできるため、IT管理者は発生した問題に即座に対処できます。
  • RMMを使用すると、IT管理者がRMMシステムを通じてエンドポイントでの日常的なタスクの実行を自動化できるため、自動メンテナンスが可能です。ソフトウェアの更新、データのバックアップ、セキュリティパッチの適用などのタスクを人的介入なしに開始でき、システムを最新で安全な状態に保てます。
  • また、管理者はRMMシステムのリモートアクセスやコントロールの機能を使用して、エンドポイントユーザーのトラブルシューティングやシステム管理を支援できます。管理者は、物理的に現場に行く必要がなく、世界中の遠隔地に対して、直接的な支援を提供できます。

RMMのメリット

RMMのメリットは明確で、以下のようなものがあります。

  • 運用効率:RMMツールは使いやすく便利なことから、ITの管理に必要な時間とリソースが大幅に削減されます。
  • プロアクティブな問題解決:RMMツールが提供するエンドポイントモニタリングにより、セキュリティやパフォーマンスの問題を早期に検知し、問題がエスカレートする前に対処できます。
  • セキュリティの強化:エンドポイントのリアルタイムモニタリングは、悪意のあるアクティビティやセキュリティインシデントの検出においてもIT管理に役立ち、ネットワークの安全確保に貢献します。

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RMMでのセキュリティに関する考慮事項

RMMソリューションには多くのメリットがありますが、その使用に関連してセキュリティに関する重要な考慮事項があることも認識する必要があります。これには以下が含まれます。

アクセス制御

システムと組織のセキュリティを維持するには、厳格なアクセス制御ポリシー(RMMシステムにアクセスできるユーザーを管理する)を実装することが不可欠です。RMMソリューションは多くのシステムにアクセスできるため、不正利用されると大きな損害につながる可能性があります。

データの暗号化

独自のRMMシステムを実装する場合でも、事前構築済みのシステムを使用する場合でも、転送中と保存中の両方のデータを暗号化することが不可欠です。機密性の高いエンドポイント情報が、不正にアクセスされないようにする必要があります。

監査とコンプライアンス

多くの組織が、業界や地域に固有のデータ規制(GDPRHIPAAなど)の対象となっています。エンドポイントで収集されてRMMシステムに送信されるデータは、ログに記録される可能性があります。監査やコンプライアンスのためには広範なログ記録が重要になる場合がありますが、機密性が高く個人を特定できる情報のログ記録は、データプライバシー規制の違反となる可能性があります。組織は、この点に相当な注意を払って取り組む必要があります。

まとめ

RMMはIT部門にとって、パフォーマンスを監視し、組織のエンドポイントコンポーネントのセキュリティを確保するための強力なソリューションです。ただし、アクセス制御やデータ保護など、付随するセキュリティ問題を慎重に考慮し、RMMがもたらすメリットとの兼ね合いを検討する必要があります。

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クリス・プラール(Chris Prall)は、クラウドストライクの上級製品マーケティングマネージャーで、エンドポイントでの検知と対応(EDR)および拡張された検知と対応(XDR)に重点を置いています。クラウドストライクに入社する前は、Carbon BlackとVMwareで製品マーケティングを担当していました。クリスは、ボストン大学のキャロル経営大学院で情報システムとマーケティングを専攻し、経営学の学位を取得しています。クリスは現在、マサチューセッツ州ボストンに住んでいます。