年次イベント”CrowdTour”ご登録受付中!TOKYO(5/22開催)ご登録はこちら | OSAKA( 5/21開催)ご登録はこちら

現代の企業はこれまで以上に、サイバー脅威から自社のシステムとアプリケーションを保護するための強力な対策を講じる必要に迫られています。そのために企業は、セキュリティエンジニアリングに注目しています。これは、増え続ける脅威から防御するためのセキュリティシステムとインフラストラクチャの実装と管理が必要になる、複雑な分野です。

この記事では、セキュリティエンジニアリングの重要な点をいくつかご紹介します。また、セキュリティエンジニアリングが全般的なサイバーセキュリティの中でどのような立場を担うかを説明し、最後に、セキュリティ情報およびイベント管理 (SIEM) システムのデータオンボーディングを詳しく取り上げます。

リスク評価および管理

リスク評価および管理の主な目的は、組織のデジタルアセットに対する潜在的な脅威を特定することです。特定されたリスクには、悪用される可能性と予想される影響に基づいて優先順位が付けられます。脅威に適切に優先順位を付けることで、組織はリソースの割り当てと適切な保護対策の導入に関して正しい決定を下せるようになります。

以降のセクションで説明するように、リスク管理の詳細はコンプライアンスと監査に合わせて決定され、リスク軽減戦略も規制と要件に沿って実施される必要があります。潜在的な脅威を理解することは、効果的なリスク管理戦略を策定するうえで重要であるため、セキュリティエンジニアリングのリスク管理には脅威モデリングと重複する部分もあります。

セキュリティの設計および実装

セキュリティエンジニアは、不正アクセスとデータ侵害を防ぐ堅牢なシステムの設計と導入にも取り組みます。そのために、最小特権の原則や多層防御の概念といった、重要なセキュリティのベストプラクティスを確実に適用します。

この分野では、セキュリティエンジニアは次のようなツールを利用します。

これらは、さまざまなサイバー脅威に対抗できる安全なインフラストラクチャを構築する際に役立つテクノロジーのほんの一部にすぎません。

セキュリティシステムは、情報を保護するだけでなく、組織の全体的なセキュリティアーキテクチャの有効性を保証するものでもあるため、その設計と実装は重要です。

詳細

SOCチームは、際限のないデータ、複雑なツール、高いSIEMコストに苦しんでいます。従来型SIEMと時代遅れのプロセスでは、今日の超高速な攻撃者を十分に阻止できなくなっています。この必須ガイドを使用すると、AIネイティブなSOCでセキュリティ運用をモダナイズすることができます。

eBook:SOCサバイバルガイド

脅威モデリング

脅威モニタリングではまず、アプリケーション、システム、プロセスの体系的な分析が行われます。セキュリティチームはこの分析に基づき、サイバー攻撃を受けやすい部分を特定します。つまり、潜在的な攻撃対象領域を洗い出します。チームは組織のアーキテクチャ内にある潜在的な脅威と脆弱性を特定し、それに応じてセキュリティ対策に優先順位を付けることができます。

脅威モデルを作成し、分析するソフトウェアツールを利用して、攻撃をシミュレートし、セキュリティ対策の有効性を評価することができます。脅威モデリングとリスク評価を統合することで、組織は実際の脅威の状況に合わせてセキュリティ戦略を策定できます。

さらに、脅威モデリングから得られるインサイトは、セキュリティエンジニアがセキュリティのテストおよび検証手法を開発する際に役立ちます。このため、脅威モデリングは組織のセキュリティポスチャを改善し続けるために必要不可欠です。

脅威インテリジェンスと対応

脅威インテリジェンスと対応では主に、新たな脅威の特定、分析、軽減が行われます。現代の企業は、次世代SIEMシステム内に統合されたAIネイティブな脅威インテリジェンスを提供するツールを利用しています。これにより、脅威が重大な被害を引き起こす前に、先手を打って脅威を検知し、迅速に対応することができます。

組織は脅威インテリジェンスツールから実用的なインサイトを得られるため、リアルタイムでセキュリティ対策を調整し、脅威アクターの一歩先を行くことができます。

インシデント対応および復旧

インシデント対応および復旧により、実際のセキュリティインシデントの影響を管理し、軽減することができます。潜在的なセキュリティ侵害に備えることで、実際に侵害が発生したときに効果的に対応できるようになります。ここで重要なツールには、インシデント対応とシミュレーションツールがあります。組織はこれらのツールを利用して、インシデント対応計画を実践し、改善することができます。

当然のことながら、インシデント対応は脅威インテリジェンスと連携して行われます。インシデントが発生すると、最新の脅威データを利用した適切な対応が行われます。このインテリジェンスを利用することで、より迅速かつ効果的に脅威を軽減できます。

インシデント対応および復旧の全般的な目標は、インシデントの影響を軽減することです。組織があらゆるセキュリティ侵害から迅速かつ効果的に復旧できるようにする必要があります。

セキュリティポリシーおよび手順

セキュリティポリシーおよび手順は、組織のセキュリティフレームワークを支える柱です。これらは、セキュリティ対策を導入し、セキュリティインシデントに対応する方法を定めた、安全な環境を維持するための基準を決定します。セキュリティ慣行が組織全体で一貫して効果的に実施されるようにするには、ポリシーが必要です。

セキュリティエンジニアリングチームは、このためにポリシー管理ソフトウェアおよび自動コンプライアスチェックを利用できます。これらはセキュリティポリシーを適用し、規制要件が確実に遵守されるようにします。また、これらのツールは、組織が新しい脅威やコンプライアンス標準の変更に対応した、最新のセキュリティ体制を維持するためにも役立ちます。

コンプライアンスおよび監査

組織は、特定の法律、規制、および運用上のガイドラインと要件の遵守を義務付けられていることがあります。コンプライアンスは法的な問題や規制に関連した罰金を回避し、組織がユーザーやステークホルダーからの信頼を築けるようにします。

セキュリティエンジニアリングにおいては、コンプライアンスと監査によってセキュリティ慣行のギャップを特定し、現在のセキュリティ対策が効果的であり、コンプライアンス標準に従っていることを確認します。

この分野のツールには、コンプライアンス管理プラットフォームと監査ソフトウェアがあります。これらを利用して、組織が現在、業界の標準および規制を遵守していることを追跡するプロセスを効率化できます。さらに、これらのツールは証拠を利用してコンプライアンスを検証するためのドキュメントを提供します。これは、監査および調査の際に必要不可欠です。

詳細

毎日、時間に追われている保護担当者は、被害が出る前に脅威を突き止めて阻止しなければなりません。攻撃者がより迅速になり、賢くなる中、保護担当者はより俊敏な対応を求められています。従来のSIEMの妨げとなる問題と、次世代SIEMテクノロジーでそれらの問題に対処する方法を詳しく見ていきます。

ブログ:SOCにおける速度のニーズを満たす

セキュリティのテストおよび検証

セキュリティのテストおよび検証は、セキュリティインフラストラクチャ内の脆弱性を明らかにし、対応するのに役立ちます。セキュリティエンジニアは、厳密なテストを実施して、攻撃者が悪用できる弱点を特定します。

この分野で採用されているツールと手法からは、既存のセキュリティ対策の有効性に関する重大なインサイトが得られます。例えば、ペネトレーションテストツールは実際の攻撃をシミュレートして、システムが侵入にどの程度耐えられるかを検証します。さらに、脆弱性スキャナーがネットワークとシステムを定期的にスキャンして、既知の脆弱性を検出します。

セキュリティテスト手法は、脅威モニタリングおよびインシデント対応の作業と密接に関連しています。セキュリティテストで得られた情報を脅威モデルに取り込むことで、組織は潜在的な攻撃ベクトルをより正確に理解し、それに基づいて防御戦略を改善することができます。さらに、インシデント対応チームはこれらのテストの結果を基に、実際に発生する可能性がある状況に対する効果的な備えを行えるようになります。

この継続的なフィードバックループによって、組織のセキュリティ脅威の検知、脅威への対応、脅威からの復旧能力が向上します。

クラウドストライクを利用したセキュリティエンジニアリングの簡素化

セキュリティエンジニアリングのコアコンポーネントを詳しく見れば、リスク管理からセキュリティテストまでの各要素それぞれが、全般的なサイバーセキュリティフレームワークにおいて重要な役割を果たしていることは明らかです。効果的なセキュリティ対策を行うには、これらの要素を包括的なシステムに統合し、新たな脅威や技術の変化に合わせて調整し続ける必要があります。

SIEMシステムは、さまざまなアプリケーション、インフラストラクチャコンポーネント、システムからのセキュリティデータを統合します。セキュリティエンジニアは、このようなSIEMシステムのデータオンボーディングプロセスに不可欠です。彼らは、さまざまなデータソースを管理し、データ形式の問題に対応する必要があります。これには通常、多大な労力と時間がかかります。

その点、CrowdStrike Falcon® Next-Gen SIEMには効率的なデータオンボーディング機能が備わっており、セキュリティエンジニアが行う負荷の高いデータオンボーディングタスクが簡素化されるため、エンジニアは戦略的タスクに専念することができます。

次世代SIEMソリューションの詳細をご覧になるか、無料の仮想テストドライブにお申し込みください。

JJ・クランフォードは、CrowdStrikeの製品マーケティング担当シニアマネージャーで、主にインシデント対応とアドバイザリーサービスを担当しています。同氏は以前、Cybereason、OpenText、Guidance SoftwareでXDR、EDR、DFIR製品スイートの市場開拓戦略の推進を担当していました。インシデント対応、エンドポイントセキュリティ、リスク管理、ランサムウェア防御分野での市場動向、業界の課題、ソリューションにインサイトを提供しています。