ITの自動化とは
ITの自動化とは、時間のかかる繰り返しの多いITタスクを、手動で操作することなくソフトウェアを使用して実行することです。
ITの自動化の仕組み
ITの自動化では、特定のタスクやプロセスをいつどのように実行するのかに関して、ソフトウェアを活用してルールを定義します。このIT自動化ツールは、設定されたスケジュールに従ってスクリプトを実行するか、従属するタスクが完了したときにスクリプトを実行することによって動作します。
さらに複雑なタスクや可変のタスクの場合、ソフトウェアアプリケーションはたいてい人工知能 (AI) または機械学習 (ML) を使用してアクティビティを実行します。これにより、事前定義されたワークフローに厳密に準拠していない可能性のあるタスクや、完了するためにさらに高いレベルのインテリジェンスが要求されるタスクを自動化ツールで処理できるようになります。
ITの自動化が利用される理由
ITチームに過度な負担がかかり、人手不足が常態化している状況の中で、自動化は、チームが人的リソースを拡大することなく反復タスクを完了できる重要な機能です。自動化を利用することで、チームのメンバーはビジネスに不可欠な業務や顧客対応業務など、さらに価値の高い業務に注力することができます。
また、ITの自動化によってチームがプロセスを標準化して効率化を実現し、エラーを軽減できるようになることで、運用上の利点ももたらされます。ITの自動化は、企業による取り組みの拡大、目標達成、イノベーションの促進、セキュリティポスチャの強化に役立ちます。
ITチームとセキュリティチームのためのITの自動化
ITの自動化は、ITとセキュリティ運用という、従来サイロ化されていた2つの部門間の架け橋となります。この統合によってチームはITとセキュリティのタスクを連携し、効率化できるため、IT環境全体の可視性が向上し、潜在的なセキュリティ上の問題やイベントへの対応が改善されます。また、それと同時にリソースも最適化されます。
セキュリティを重視したITの自動化ツールが利用する直観的な自然言語検索機能と強力なクエリ言語により、チームはIT資産に関する質問をして、データ起点のインサイトがリアルタイムで生成されます。これにより、さらに優れた意思決定が可能となり、後続のワークフローがトリガーされます。このフレームワークは、フリート管理、フォレンジック調査、コンプライアンス、パフォーマンス監視など、多数のユースケースのサポートに使用できます。
あらゆるITの自動化プログラムの目標は、効率化や規模の拡大だけでなく、情報に基づく意思決定も実現できるようITチームとセキュリティチームを支援することです。この意思決定が組織のセキュリティポスチャの向上に役立ちます。
ITの自動化のユースケース
ITの自動化は、ITチームとセキュリティチーム両方からのサポートを必要とするいくつかの重要なユースケースに対応するために適用できます。例えば、次のようなものがあります。
フォレンジック調査
ITの自動化によって、フォレンジック調査の効率性と有効性が促進され、組織は複雑な脅威の状況に迅速かつ的確に対処できます。ITの自動化によってITチームとセキュリティチームの運用部門がシームレスに連携し、高度な分析機能がもたらされます。その結果、チームはセキュリティに関する問題の根本原因を容易に突き止め、効果的な修復戦略を策定することができます。
コンプライアンス
ITの自動化は、チームが業界の規制への準拠の維持と監査および評価のサポートに必要なデータを収集、管理する場合にも役立ちます。おそらくさらに重要なのは、IT環境の強化された可視性と継続的モニタリングにより、チームが準拠していないアセットをすばやく特定し、問題への対処に当たり実施すべき措置を判断できることです。
フリート管理
ITおよびセキュリティの運用において、組織のデジタル資産の管理、最適化、セキュリティに重点を置くフリート管理は極めて重要な要素です。効果的なフリート管理によって、チームはセキュリティとITのプロセスを調整して、IT資産内のすべてのアセットのパフォーマンス、利用規則、セキュリティを確保できます。この協調的なアプローチは、サイバー攻撃および侵害のリスクを低減し、さまざまな脅威を防ぐために不可欠です。
設定
設定ミスは、依然として脅威アクターが攻撃を推進するために最も一般的に悪用する脆弱性の一つです。ITの自動化によって、ルーチン設定タスクを実行し、そのタスクが確実に堅牢なセキュリティ基準に従って実施されるようにすることができます。
オーケストレーション
IT環境の複雑化に伴い、ITチームは(特にマルチクラウド環境において)多数のアプリケーションおよびインフラストラクチャの要素を管理、整備、調整する必要があります。ITの自動化ツールを使用することで、チームはこうしたさまざまな要素を容易に管理し、各要素が適切かつ確実に設定されるようにすることができます。
ITの移行
移行は、データ、アプリケーション、オペレーティングシステム、クラウドのどれに関係するものでも、セキュリティに重大な影響を及ぼす一般的なITアクティビティです。このプロセスにおける反復タスクを自動化することで、移行計画を加速させるだけでなく、エラーを低減し、セキュリティ基準を維持することができます。
アプリケーションの展開
継続的インテグレーション/継続的デリバリー (CI/CD) 開発モデルに移行するには、チームは自動化を利用してレビューやテストなどの時間のかかるアクティビティを効率化する必要があります。自動化は、開発サイクルの初期にセキュリティを組み込み、セキュリティ上の課題または脆弱性をすぐに特定するという「シフトレフト」の考え方を裏付けるのにも役立ちます。
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今すぐダウンロードITの自動化の利点
ITの自動化は組織に大きな利点をもたらします。以下に例を示します。
- 時間とコストの節約:自動化をセキュリティとITのワークフローに組み込むことによって、組織は限られたリソースを最大限に活用し、チーム間の連携を強化できます。これがさらなる効率的な運用につながり、その結果、時間とコストの両方を節約することができます。
- セキュリティの強化:自動化によって、さまざまな方法でセキュリティが強化されます。たとえば、攻撃者の入口となり得る人的エラーの可能性が低減されます。さらに迅速かつ効率的なアクションの提供により、セキュリティチームがセキュリティの脅威を迅速かつ効果的に特定して対応できるようになります。そして、日常的なサイバーセキュリティのタスク(アラートの管理、アクティビティの優先順位付け、低レベルの脅威の修正など)を自動化できます。
- 可視性の向上:自動化ツールを使用することで、組織は、IT環境のあらゆる側面(エンドポイント、サーバー、クラウドのワークロードなど)に関する包括的なインサイトを得ることができます。このレベルの可視性により、チームはタイムリーなデータに基づく意思決定を行い、組織のセキュリティポスチャにリスクをもたらす可能性のある潜在的な問題を事前に把握して対処することができます。
- 運用の向上:ITの自動化を利用して、多数の日常的なITアクティビティを管理できます。限られたリソースの最大限の活用と、時間とコストの大幅な節約が容易になるだけでなく、ビジネス目標に貢献するさらに価値の高い業務にチームが注力できるようになります。
- コラボレーションの向上:ITの自動化は、ITチームとセキュリティチームの間に往々にして存在する運用上のサイロを結ぶ架け橋となります。この2つのチームの間でコラボレーションと連携を深めることによって、組織は両方の分野でパフォーマンスを推進できます。
ITの自動化の課題
ITの自動化には時間とコストの大幅な節約やセキュリティの強化など、多数の重要な利点がある一方で、組織が認識すべき課題が2つあります。
システムの硬直性
多くの自動化ツールの目的は、毎回同じ手順に沿って進める反復タスクを実行することです。したがって、ほとんどのツールは用途が限定的であり、システム内で明確に定義されたインスタンスでのみ使用されます。
とは言え、さらに高度なソリューションの中には、ある程度のばらつきがあるタスクを自動化ツールがサポートできるようにAIとMLが組み込まれているものもあります。こうした自動化ツールは複雑なセットアッププロセスが必要になる場合がありますが、複雑なタスクをより効果的に処理できるようになるため、チームに大きな価値をもたらします。また、意図した流れからワークフローが逸脱した場合に、人間による介入の必要性が最小限に抑えられます。その結果、手戻りの必要性を低減できます。
投資コスト
ITの自動化により、チームは限られたリソースを最大限に活用できます。その結果、効率性の向上と時間の節約という形でビジネスの価値が向上します。
ただし、他のテクノロジーソリューションと同様に、ITの自動化ツールには取得のための初期投資と、継続的な保守運用コストがかかります。さらに、チームは変革プログラムの開始時に時間を割いて、ツールを管理するルールと影響を受けるプロセスを定義する必要があります。
こうした手間はツールによって生じる節約額で相殺されることが見込まれますが、企業は予算とリソースへの影響を考慮する必要があります。ここで企業に推奨されるのは、投資収益率 (ROI) の評価を実施して、ツールがどれほど迅速にビジネスの価値を生み出すのかを測定することです。
クラウドストライク製品を使用したITの自動化
CrowdStrike Falcon® for ITは、ITとセキュリティの日常のワークフローにAIと自動化を導入するモジュールです。AIネイティブなCrowdStrike Falcon®プラットフォームの一部であるFalcon for ITを使用することで、チームはIT環境全体に対するクエリを実行し、意思決定の向上に役立つ迅速かつ実用的なインサイトを生成できます。
Falcon for ITデータシート
このデータシートをダウンロードして、組織におけるITチームとセキュリティチーム間の障壁の打破、バラバラの単体製品の統合、優れたROIの達成にFalcon for ITがどのように役立つのか確認してください。
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